これってインプラント?

2015年10月19日

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様々なところでインプラントという言葉を聞いたことがあると思います。
このインプラント、どういったものかご存知でしょうか?
今回は歯のインプラント治療についてお話いたします。

普段お話を伺っていると、差し歯とインプラントを混同されている方が多いように感じます。
この差し歯とインプラント、実はまったく別のものになります。

差し歯とインプラントの違いについて

■差し歯
虫歯などで神経の治療をした後、根の中に土台を立てて、その上に歯の形のかぶせ物をしたものです。
神経の治療をして弱くなってしまった歯の強化と治療により、変わってしまった歯の頭の部分の形を戻すことにより噛めるようにする治療です。
あごの骨の中に元々の歯の根の部分が残っていて、それを利用したかぶせ物になります。

■インプラント治療
歯がなくなってしまった部分のあごの骨の中に、インプラント体といわれるチタン製の人工の歯の根を埋め込み、そこにアバットメントを接続、さらにその上に歯の形をした上部構造物をかぶせたものになります。
歯が抜けてしまった部分に対しての治療方法のひとつになります。

大きな違いは元々の歯の根っこが残っているかどうか

通常の歯の根の周囲にはセメント質や歯根膜といった構造があります。
これらの構造は歯のクッションのような役割を果たし、血管や神経も存在、細菌等への抵抗力もあります。
矯正などによって歯が移動するのも、この歯根膜があるからです。

これに対し、インプラントでは歯根膜などが存在せず骨と直接結合しているため、通常の歯よりも強く噛めますが、細菌感染に弱く、歯周病によって抜け落ちてしまうことが通常の歯よりも早く、劇的に進みやすいのです。
そのためインプラントの場合は通常よりもさらに細やかなメンテナンスが必要になります。

歯が抜けてしまった後、噛むと言う機能を回復するために入れ歯やブリッジ、インプラントという治療方法がありますが、やはり天然の歯には劣ります。
一度失ってしまうと歯はもとに戻せません。

虫歯や歯周病などは体の中の病気とは違い、目に見える部分でさらに普段のケアで予防できるものです。
失う前にその大切さに気付いていただければ幸いです。


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