レジンアレルギーって?

2015年11月11日

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「レジン」ってご存知ですか??言い換えると「樹脂」です。女性ではご存知の方も多いかもしれませんね。
ネイルやアクセサリーの作成などにも利用されることが多く、100円ショップにも作成キットが置かれていたりしています。

最近レジンと言う言葉を聞くことが多くなってきましたが、歯科会では〈歯の詰め物〉や〈かぶせ物〉、かぶせ物をくっつける〈接着剤〉や〈入れ歯〉など、様々なものに使用されており、以前からなじみのあるものです。

そんな歯科では重宝されているレジンですが、最近レジンのアレルギー報告が増加しているようなので、簡単にまとめてみたいと思います。

どうして最近増加しているの??

レジンのアレルギーが初めて報告されたのは1941年。
原因としては、固まるのが不十分だった部分(未重合部分)から化学物質が流れ出し、それがアレルギーを引き起こすというものでした。
それからは様々な研究や開発が行われ、日本ではレジンのアレルギー報告もほとんどなくなっていました。

そんなレジンのアレルギーがここ最近で急に増加したのは、ジェルネイルやアクリルネイル、またレジンを使用してのアクセサリーなどの作成を自宅などで気軽にできるようになり、接触する機会が増えたからではないかといわれています。

アレルギーのメカニズムは子どもと大人で大きく異なり、大人になってから発症するものは、今までなんとも無かったのに突然アレルギーになるというちょっと厄介なものになります。

これってアレルギー?

アレルギー症状の出方には様々あり、当たっているところが赤くなったり腫れたり、かゆくなったり涙や咳、鼻水が止まらなかったり・・・重篤な場合(アナフィラキシー)は死に至る事もあります。

また、すぐ症状が出るとも限らず、接触して数日立ってから症状が出るということもあります。
アレルギー症状が出た場合、原因の特定とその対策がその後の課題となりますが、原因物質がレジン(歯科材料)の場合、皮膚科や耳鼻科では特定が難しいこともあります。
この場合は歯科大学付属の病院での検査をおすすめします。

レジンアレルギーになっちゃった!

レジンアレルギーになってしまった場合、原因を取り除いていかなくてはなりません。
歯科の場合、詰め物やかぶせ物を取り除いたあとの部分にはセメントやセラミックを替わりに入れていくことになります。
ただ、先に少し書いてありますが、未重合部分から出てくる化学物質が原因になっているため、しっかり重合していて周囲に症状(発赤や糜爛など)が無いものは無理に取り除く必要はありません。
原因になっていそうなものから取り除き、症状が落ち着くかどうかを見ながら処置していきます。

アレルギーにはなりたくないけどネイルやアクセサリー作りはあきらめたくない!

そんな方も多いと思います。
基本的にレジンのアレルギーは、固まる前の状態が原因になっていますので、しっかり固まるまでは換気をしっかり行ったり触らないように注意すること。
固まったと思っても空気に触れている部分は固まりにくいという特徴があるので、表面をしっかり洗浄や拭き上げを行うことに気をつけてみてください。

ホワイトニングで使用するレジン

ホワイトニングの際に使用する〈歯茎の保護剤〉がレジン系材料になります。
レジンにアレルギーのある方は、別の方法での歯茎保護でホワイトニングを行うこともできます。
こういった対応を的確に行うためには、カウンセリングや問診票の回答が役に立ちます。
問診表などのアレルギーの項目はきちんと書き込んでくださいね。


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